親指オートフォーカス(AF)
親指AFとは、シャッターボタンのAF駆動スタートをカメラ背面のボタンに割当ることでシャッターを切る動作とAF駆動の動作を独立させ、背面ボタンを親指で押す事によりAF駆動をスタートさせることを言う。
EOS1DMark3からは、専用のボタンが用意されているが、それまでは「カスタムファンクション(CF4)」で絞り補正ボタンに割り当ていた。
なぜ、この方法が良いのか...親指AFの利点とは...
■AFロック
人物を撮るとしよう。
例えばピット。
ライダーやドライバーは、じっとしているわけではないので、私はAIサーボで撮影する。動きに合わせて背面ボタンを押したり切ったりして撮影する。そして表情を撮りたいのでAFロックで目に合わせて構図を整えて撮影したい。しかし、AIサーボは、AFスイッチが入っている場合、常に駆動状態になる。そのため、シャッターでAF駆動をさせるとピントを合わせた後、構図を整えようと動かすとピントが動いてしまう。
人物の撮影でAFを使う場合、構図を整えるためにAFロックは必須となるが、AIサーボの場合、『シャッターにAF駆動のトリガーがある』とそれができない。
親指AFにすることで可能になる。
- 親指で背面のAF駆動ボタンを押し、ピントを目に合わせる。
- シャッターはいつでも押せるように半押し待機。
- 背面のボタンから親指を離して、*構図を整える。
こんな面倒な事、マニュアルでピントを合わせれば関係ない...という人もいる。確かにマニュアルでさっと合わせる。。。ということを私も昔はやっていたが、カメラの進歩で今はこの方が私にとっては確実である。
また構図を整える時はコサインエラーに注意して移動させるように心がけること。
■走りの写真も親指AFで...
走りの写真でも親指AFは役に立つ。
AFの入れ直しの時(AFの使い方参照の事)、シャッターボタンでAFを入切するのではなく、背面ボタンを親指で同じように入れ直す方が利点が多い。
それは、
- 間違えてシャッターを切る事がない。
- 繰り返して入れ直しがやりやすい。
- 常に、シャッターは半押しで撮影待機のため、すぐにシャッターが切れる。
個人的には...
最初の理由で親指AFを使う利点の方が大きい。しかし、常に親指でAF駆動スタートを設定し、慣れるようにする意味でも、走りも親指AFなのである。
■マニュアルだって使いやすい。
もし、シャッターボタンでAF駆動するようにしていたら...マニュアルでピント調整するとき、レンズやボディの『AF/MF切替スイッチ』でいちいち切り替えなくてはならない。だが、親指AFなら親指を背面ボタンで押さなければAFは駆動しないので、押さずにレンズのピントリングを回してマニュアル撮影が素早くできる。これも、親指AFを使う理由の一つである(もちろんレンズがこの機構に対応していないとダメだが)
以上、親指AFの利点を上げた。この方法は、慣れが必要な場合もある。メリット/デメリットを考慮した上で採用してほしい。親指AFが絶対解ではないので使い易い方を採用してください。
(慣れたらこれくらいやり易い方法は無いのですが。。。)
(了)

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